私が三和住宅に入所した当時は、ローコストの建売住宅がメインでしたが、家の性能の重要性を父にも伝え、サッシや断熱材などのグレードアップを行い、断熱性能の高い、建売住宅「ユメリア」として、別府市を中心に平均10~20棟/年でご提供していきました。
屋上のある建売住宅として、販売前にはお客様が決まることも多く、たくさんのお客様に、ご愛顧頂きました。
この場をお借りして、当社を選んで頂いたオーナー様、誠にありがとうございます。
建売住宅と不動産を主に父と兄が、注文住宅や広告宣伝を主に私が担当し、良い関係で日々業務を行っていました。
こうして、代表である父と専務である兄、母とパートさんと私、5人で日々業務を行っていましたが、2020年4月に代表である父がすい臓がんであることがわかりました。知っている方もおられると思いますが、父は「生涯現役」を口癖にするほど、バイタリティのあるにぎやかな人だったので、当初はあまり深刻にならず、数年はこのまま元気に過ごせるだろうと思っていました。
父が治療などで不在にすることが多くなり、銀行さんとの手続きや不動産登記に父以外に代表取締役を立てる必要性が高まり、父たちと話し合いの下、2020年8月に私が代表取締役の一人となりました。
専務である兄と私と、母と社員さんたちと父が戻ってくることを心待ちにしながら、日々業務を行っておりました。
しかしながら、抗ガン治療をする中で入院をしたり、手術をした後にもコロナ下で会えないためか、
父は次第に衰えていき、癌が発覚して約5カ月後の9月9日に死去いたしました。
コロナ下で面会がずっとできなかったのですが、病院に無理をお願いし、最後は自宅に戻り、
家族と孫たちに見守られながら静かに息を引き取りました。
変わり者でしたが、仕事に真面目で、お客様に誠実で、優しく、大きな父でした。
2020年はコロナや東京オリンピック延期など本当に大変な年となりましたが、私にとっては一生忘れられない年となりました。
父が創り上げたお客様からの信頼、宅建協会の皆様からの信頼、取引先の会社さんや職人さんからの信頼を、より強く、より長く築いていけるよう、これからも頑張らせていただきます。
父の口癖であった、「良い家・良い土地・良い価格」を胸に。
簡単な自己紹介を長々となりましたが、まだまだ伝えきれていないこともあります。
住宅会社での学んだことや、カナダへの留学のこと、福岡市で法人営業をしていたことやスーツ屋さんでバイトしていたことなど、、、
今後もウェブページにて楽しく紹介させていただきますので、これからもよろしくお願い致します。
最後までご覧いただきありがとうございます。