今回は、私が普段から意識していることを皆様にお伝えしたいと思います。
とても広く、奥深い、家づくりに関する大切な知識・情報を、私たちが学ぶことは当然のことですが、
お客様自身も「住宅情報弱者」にならないよう、出来るだけ「高性能住宅の必要性」お伝えするように心がけています。
「今だけ満足な家」
ではなく、
「将来に渡って満足な家」
が大切なことと理解して頂くように。
イニシャルコストだけを考えるだけではなく、ランニングコストも考えた高性能な家づくり。
IHANA KOTIで大切にしている、高気密・高断熱、そして高耐久、高耐震な住まいが大切とお伝えすることです。
では、なぜ私がそのような家づくりをすることにしたのか。
そのきっかけとなったは大きく3つあります。
高性能住宅づくりを始めるきっかけ
1つ目は前職で2×4の輸入住宅に携わったこと。
北海道仕様の高性能な商品で、気密断熱に優れ、暖房一台で家全体が暖かく、夏もエアコン一台で涼しいお家を体感し、こんなにも普通の家と違うのかと感動したのを覚えています。
2つ目は三和住宅に入社してすぐに、YKKapさんのセミナーで福岡で開催された松尾 和也 先生の講演を聞いたことでした。
知らない方もおられると思いますので、松尾先生の簡単なご紹介を。
もともとは兵庫県の建築士事務所の代表で、日本エコハウス大賞の受賞をきっかけに、多くのメディアに取り上げられ、全国で講演をするようになり全国的に有名になりました。パッシブハウスジャパンの理事などを経て、現在は全国の高性能な家づくりをしている工務店さんが加盟している、「みんなの住宅研究所」の立ち上げメンバー兼、理事をされています。(ちなみに私も加盟しています。)
気密・断熱・高耐震な家づくりで間違いなく全国で一番有名な建築士です。
当時は松尾先生もメディアに出始めのことだったと思いますが、関西弁で淡々と断熱性能の必要性をそのセミナーでお話ししていました。
断熱性能を上げることに、まず窓の性能を上げることが一番コストパフォーマンスが高いということや、断熱性能の高い家で過ごすことが家族の健康にとっても非常に良いこと、パッシブハウスのことなど、たくさんのことを学び、影響を受けました。
シングルガラスのアルミサッシを「窓」ではなく、「窓のようなもの」と皮肉めいて言っていたことも強く印象に残っています(笑)。
感銘を受けた私は、講演後、すぐに松尾先生が理事(当時)をされていたパッシブハウスジャパンに入会、試験を受け省エネ診断士を取得しました。
最後の3つ目はその松尾先生の影響を受け、自宅を高気密・高断熱住宅にし、基礎断熱、床下エアコン、熱交換換気などを採用したことです。
HEAT20のG2レベルの断熱性能とC値0.9の高性能住宅にし、冬は床下エアコン、夏はロフトエアコンが一台稼働するだけで家全体が快適な住まいとなりました。当時はハウスガードシステムやデコスドライ工法、RILNOさんのキッチン、神谷コーポレーションさんのフルハイトドアと出会ってなく、今のIHANA KOTIの仕様がうらやましいところですが、自分なりのこだわりをカタチに出来た、素敵な我が家です。
自邸のため、出来るだけ試したいことを試せるよう、たくさんのことを取り入れました。結果、冷え性の妻も喜んでくれ、子供たちも冬場でも薄着で過ごし、風邪もひきにくくなりました。毛布1枚で暖かく睡眠をとることができ、北側の脱衣所やトイレも室温と変わらない暖かさです。
このように高性能住宅の素晴らしさを実体験として、お伝えできるのも強みかもしれません。
そうして、当時の自社建売住宅ブランド「ユメリア」の仕様も、それから樹脂サッシ標準、アクアフォーム断熱材、バルコニーをFRP防水ではなく、スカイプロムナードに変えるなど、断熱性と耐久性を意識した家づくりに変えていきました。
それからも、断熱性能に関する本を買いあさって読み、松尾先生をはじめ、前先生、今泉先生、岩前先生、西方先生など、気密断熱・エネルギ―関係の著名なセミナーがあれば、福岡、熊本、鳥栖、大分と、九州各地に必ず行きました。
間違いなく当時、大分県の住宅関係者で一番たくさん断熱系セミナーに参加していたと思います。
日本エネルギーパス協会の試験も受け、エネルギーパスエージェントの資格も取りました。(ちなみに2022年4月現在、大分県では私一人だけというマニアックな資格です。。。)
自分でUA値計算もするようになり、勝手ながら、別府市で一番断熱気密マニアと思っています(笑)。
そんな気密断熱マニアな私と、弊社の優秀な専務、コーディネーター、プランナーの力でご提供しているIHANA KOTIです。
近年は耐震の佐藤実先生のセミナーにも数回参加し、耐震の重要性も意識し、2022年~2023年はIHANA KOTI の耐震性をより高めることを目指しています。
少し脱線してしまいましたが、情報に恵まれた現代、書籍はもちろん、ウェブサイトやYoutubeなどで、高性能住宅のことを簡単に学ぶことができます。
「住宅情報弱者」にならないよう、家づくりを検討されている方はお気軽に当社へお越しください。
ご説明やご案内はもちろん、書籍の貸し出しも致します。
また、松尾和也先生の特集の組まれた、今月の建築知識ビルダーズ「松尾和也特集」はお客様に是非見てもらいたいと思い、20冊購入しておりますので、先着順で差し上げます。
次回以降、著名な先生方の書籍やYoutubeもご紹介していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。