#007-IHANA KOTI 開発のお話-

IHANA KOTIの気密・断熱性能

住宅性能に関しては、高耐久で高気密・高断熱を目指す

それも、コストをできるだけ抑えながら。

IHANA KOTIの壁、天井の断熱材はセルロースファイバー断熱材のデコスドライ工法を採用しています。
熱伝導率は0.040(W/(mk))のセルロースファイバーを壁は105㎜、天井は180㎜吹き込んでいます。
床断熱材はマグウールの80㎜。
サッシはトリプルガラスの樹脂サッシを採用。もちろんLow-E加工でガラス間にアルゴンガスを封入した高性能仕様です。

また、IHANA KOTIの断熱性能・気密性能に関しては、客観的数値・データに基づく指標を持つことを大切にしました。

断熱性能に関しての外皮平均熱還流率UA値、気密性能に関しての隙間相当面積C値は、必ず全棟計算・測定をしています。
(まだUA値に関しては、BELS認定しておりませんが、近日申請・数値公開予定です。) 

近い将来、外皮基準が義務化される予定ですので、家の性能をしっかりと担保されるUA値は大分市、別府市などの6地域の0.87(w/m2K)を上回る断熱性能、ZEH基準のUA値0.60(w/m2K)以下の高断熱仕様になっています。(まだ詳細計算をしておりませんが、トリプルガラス樹脂サッシ、床、天井断熱も強化しておりますので、もっとUA値は良い数値になると思います。)

後日、ブログにて詳細をお話ししたいと思いますが、断熱性能を高めるだけでは、本当に冬暖かく、夏涼しいお家を実現することはできません。
夏の日射遮蔽、冬の日射取得を考えた外観や窓配置、そして何より、気密性能を表す、C値(隙間相当面積)性能が高くなければ、真の意味での高断熱住宅とはなりません。

適切な断熱施工気密シート透湿気密シート気密テープなどでしっかりと外皮を包み込むことによって、隙間をなくし、気密性を高めることで、正しい断熱性能や換気性能が担保されます。
そういったきめ細やかな施工と品質で、IHANA KOTIは平均C値は0.6(cm2/m2)を実現しています。

それでもまだまだ試行錯誤中ですので、全棟0.5を切るよう、日々研鑽を重ねています。

私の敬愛する、株式会社 松尾設計室 松尾 和也 先生のYou tubeにて、C値について詳しくご説明されていますので、
動画をご紹介させていただきます。
この他にも高性能な家づくりに関しての非常に勉強になる情報を発信されていますので、ぜひチャンネル登録の上、
動画をご覧ください。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
次回の開発のお話は、住宅設備や素材などに関してご紹介します。